"生きる希望"を持てる桑名市を目指して! 桑名市議会議員 伊藤研司  

 

東日本大震災現地視察 2011年 6月30日~7月2日

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私・伊藤研司の想い。
 東日本大震災によって未曾有の災害に遭われた皆様に、心からお見舞 いを申し上げ、また、犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。

 新聞・テレビ等では、少しずつでも「復旧・復興」に向かっての「希 望」が見えて来ている…?!との報道がされ始めています。
確かに「がれき」の撤去は進んではいますが、現地に入った感じで は、「復旧・復興」の勢いは思ったより感じられませんでした。
伊勢湾台風の復旧時、城南干拓地の堤防が締め切られた時には「万 歳・万歳、いよいよ復興に向けて排水ポンプがフル活動…!」の新聞報 道もありました。堤防の閉め切り工事が完了すれば、復興に向けての勢 いが大きくなりましたが、今回の大震災では、地盤自体が70センチ~ 1メートル以上も沈下したり、被害の範囲が余りにも広大で深刻なため か、被災地で復旧・復興に当たる工事関係者の方々の人影が思ったより少ないと感じました。
(避難所等で、ボランティアの方々の姿が見えているのは、言うまでも ないことです)
また、ここ数日は、原発事故に対する社会的・政治的な報道が多くな り、地震・津波・原発事故による被害や避難生活をされている方々の報 道が少なくなっています。

 議会事務局に提出する「視察報告書」や「インターネットに流す写真 の整理」を行っていて、頭から離れないのは、塩竈港でお聞きした「今 日は“がれき”の撤去作業がある。しかし、この作業もあと2週間で終 わり。その後はどうやって収入を得たら良いか?全く分からない。県に 聞いても港の復旧には4・5年かかるとの返事。震災の直後は生きるだ けで精一杯だったが、最近では見放された感じもする…」との若者の訴 えです。
支援のあり方をもう一度、全国民が考え直す必要があると思います。さらに、視察に行くまでは、復旧・復興は「年単位」と思っていまし たが、最低でも10年単位で考えなくてはならない!と認識しました。

生きている幸せ! 日常生活を送れる幸せ!を生きる糧にして、私たち は更なる支援を行わさせて頂こうではありませんか!

 

 

 

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